たまには本の話をしよう

たまには普通の本も読むのです

面白かったのでちょっと紹介。

・水少年が本を読みだしたきっかけ

ただ単純に暇だったから。

もともと、よく読んでいた。授業中に。ラノベしか嗜まないが。

社会人になって、ラノベはあまり読まなくなった。というか活字離れだ。

文字を追うのが辛いのだ。

だが最近、メトロ通勤になった。地下鉄である。水少年の命の源である電波が届かない。

携帯は只の箱になった。ここは本を読むしかない。

・なぜ小説か

はじめは漫画を持っていった。

だが、会社なのであまり好ましくない上に、帰りの途中に読み終わってしまうため、やはり暇なのだ。

次にラノベに戻ってみた。コレがすごく締まりがいい。電車の中では退屈しないし

会社の昼休みも本を読み老けていることができる。

途中、官能小説を読んだこともあった。後悔した。。。

学生時代は、授業中でも余裕で読んでいられたが、通勤電車や会社の昼休みは読めたものではなかった。

また、ラノベに戻ってきた。興味のある作品で読みたいものは読んでしまった。

這い寄る混沌ぐらいしか制覇できなかった。あと化物語シリーズ。

本屋に立ち寄った。スイムを買うために。

レジ付近にドラマが放送中の「謎解きはディナーのあとで」の原作が並んでる。

全く興味がわかない。

・なぜ、水少年はその本を手に取ったのか

その脇で、異彩を放つ本がひとつ、店頭ポップも暗い感じだが、それでいて明るい店内には目立っていた。

水少年は自然とひかれていった。

全体的に薄暗い表紙に、綺麗な黒髪ロングの女性が一人、そこにまず惹かれていた。

そしてタイトル「ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件」

わけがわからない。だが、水少年はその世界に飲み込まれていた。


といわけで、ここ一週間はコレ読んでました。

いやぁ、面白かった。ハードカバー初心者でも、スラスラ読める感じ。

とてもライトな仕上がり?です。

普通の比べて文字が大きいのがありがたいと感じるあたり、俺はおっさんかもしれないけど

重要な要素だと思う。

死体を見たいがために、刑事になった、次期警視総監と言われる人間の娘である本署女巡査部長と

そんな彼女の真相に迫る所轄巡査のペアを渦巻くバタフライ・エフェクトな事件を描いた物語です。

予定調和といいますか、よくできたお話だと思いました。

とても面白かったです、昼休みと通勤時間が待ち遠しくなるほどに。

ただ、ミステリー小説ではあるのですが、それほどミステリーではないと言うか

途中で犯人が見えてくると言うか、どんでん返しと言うよりは単純なお話でした。

伏線の回収はわかりやすくてよかったです。

この作品から何かを得られる

なんてのは多分無いけど、単純に読み物として読んでもらえればいいかなと